二世帯住宅を計画しているけど、どんな設備を導入したら同居生活が快適になるのかで悩んでいませんか?
この記事では、二世帯住宅を建てて妻の両親と同居しているTsukasaが、建築時に導入してよかったもの、これは絶対に導入したほうがいいものを紹介します。
この記事を読むと、家を建てた後で、「あれ設置すればよかった。」や「もっとこうすればよかった。」なんて後悔を少し減らすことができます。
後付け困難なものもありますので、ぜひ図面が完成する前に読んで理想の二世帯住宅の完成に役立ててください。
ちなみに、我が家は1階に親世帯、2階に私たち子世帯と分けた部分共用型の二世帯住宅です。共有しているのは主に玄関とお風呂(浴室)です。
二世帯住宅に絶対に導入したほうがいい設備を2つ紹介
まずは個人的には絶対導入してほしい設備を紹介します。
この2つは二世帯住宅に生活していて、導入して本当に良かったと感じているものです。
・給湯器の操作パネル
順に解説します。
インターネット光回線
快適なインターネットやWi-Fiのために光回線を契約しましょう。
二世帯住宅では一緒に暮らす人数が多く、スマホを使う台数もおのずと多くなります。
スマホやパソコン、タブレット、スマート家電などを接続するなら、ポケットWi-Fiより光回線引いたほうが接続は安定しますし速度もあります。
金額で比較すると確かに光回線の月額料金はポケットWi-Fiより少しお高めです。
光回線は多くの会社が月額5000円~6000円かかるのに対して、ポケットWi-Fiは月額3500円~4000円で利用できます。
ですが自宅では光回線の安定したWi-Fiが使える分みんなのスマホのギガ数を下げることで、結果的に通信費を抑えることができます。
例えとしてmineoの料金表で比較します。
容量 | Aプラン |
500MB | 1310円 |
3GB | 1510円 |
6GB | 2190円 |
10GB | 3130円 |
20GB | 4590円 |
30GB | 6510円 |
この表より、6GBから3GBに変更すると毎月680円お得になります。
10GBから3GBに変更すると1620円もお得になります。
家族4人や5人のスマホ代を見直すだけでインターネト光回線の通信費はカバーできます。
もし、大手キャリアのスマホを利用しているなら格安スマホにすることで簡単に光回線の通信費を確保することができます。
また、固定電話も必要な場合がおおいのでIP電話を使うためにも光を契約しましょう。
光回線にスマホとセット割があるとさらにお得になります。
Tsukasaの自宅ではインターネット光回線です。通信速度と月額料金から考えてNURO光を導入しました。劇的に早いのでおすすめです。
これで自宅でのスマホの動画視聴やゲームはデータ通信量を気にせず十分な速度で楽しむことができます。
他にはWi-Fiでパソコン、テレビ、レコーダーなどを接続して使用しています。今後スマート家電が増えていくことを考えると家の中のWi-Fi環境を整えることは重要だと感じています。
念のため何か所か有線で接続できるようLANポートも用意してあります。
NURO光は契約後に屋外工事と屋内工事の2日間必要でした。
給湯器の操作パネル
給湯器の操作パネルですが、結論から先に言うとお湯を使う場所の近くにそれぞれ設置しましょう。
2階でお湯を使いたいのに1階におりて給湯器の電源を入れるのはかなりの手間です。この場合2階にも操作パネルを設置しましょう。
Tsukasaの自宅ではガス給湯器を使用しています。
最初、ハウスメーカーの提案は、お風呂場と1階のキッチン近くの2か所に給湯器の操作パネルを設置するものでした。
しかし、我が家は一部供用の二世帯住宅で、1階のキッチン、お風呂、洗面所に加えて2階にもキッチン、洗面所、シャワー室があります。
そのため2階にも給湯器の操作パネルを追加で設置することで、いちいち1階にいって操作することなくお湯が使えるようになりました。
これは設置してよかった、というより設置していなかったらめちゃくちゃ不便でした。
ガス給湯器でもエコキュートでも必ず操作パネルの設置個所を確認して、足りないようなら追加するようにしてください。
二世帯住宅に導入してよかった設備を4つ紹介
ここではTsukasaが導入してよかったと感じている設備を紹介します。
ただし、ここで紹介する4つの設備は前の2つに比べて優先度が低めで、あると便利で親との同居生活が楽になるといったものです。
・冷蔵庫(日立505L)
・シャワー室
・ロボット掃除機(ILIFE)
セカンドキッチン
親世帯と子世帯で生活のフロアを分けているなら、必ずセカンドキッチンを設置しましょう。
リタイアした親世帯と子育て真っ盛りの子世帯では食事の好みもタイミングも合わないことが多く、結果別々に食事を用意し食べることになります。
1つのキッチンを共同で使用していると、お互いが思うように使えずストレスになります。
もちろん家庭環境や年齢によってはこの限りではありませんが、親と子がそれぞれ好きなように使えるキッチンを導入しましょう。
さらにビルドインタイプの食器洗い乾燥機をおすすめします。
食器や調理器具には食器洗い乾燥機対応・非対応のがありますのですべて自動で洗うことはできません。
しかし、手洗いする量が半分以下になるだけでかなりの時短になります。
ビルドインでなく外付けの置くタイプの食器洗い乾燥機もありますが、個人的には邪魔なのでおすすめしません。
Tsukasaの場合、1階の親世帯にはタカラスタンダードのフルサイズキッチン(I型、セミオープン、カウンター付き)で2階の子世帯にはLIXILのフルサイズキッチン(アイランド型)です。
どちらもフルサイズのキッチンを導入しました。両方にビルドインで食器洗い乾燥機もついています。
メリットは、お互いが好きな時に好きなようにキッチンが使えること、お気に入りのメーカーで調理器具をそろえられること、足りない材料や調理器具は貸し借りできることがあげられます。
デメリットは、フルサイズのキッチンの価格が高いことと、設置するのにかなりの場所をとることです。
あこがれと見た目重視でアイランドキッチンを導入しましたが、これがまたすごく場所をとります。後悔はしていませんがリビングが狭くなりました。
二世帯住宅のセカンドキッチンについては別の記事で紹介していますので参考にしてください。
二世帯住宅のセカンドキッチンをミニキッチンではなくフルサイズのキッチンを選んだ理由
冷蔵庫
冷蔵庫は親世帯と子世帯でそれぞれ設置しましょう。
特にセカンドキッチンを設置しているようなら子世帯にもある程度大きなサイズの冷蔵庫を導入しましょう。
キッチン同様、親世帯と子世帯で食の好みが違いますのでおのずと冷蔵庫の中身も変わってきます。
特に子世帯は子育て真っ盛りなので冷蔵庫の中はいっぱいになりがちです。
小さな冷蔵庫にしたがためにものが入らず、親世帯の冷蔵庫に入れてもらっていると結果取りに行くのが面倒になります。
子世帯の冷蔵庫は500L以上の大き目な冷蔵庫をおすすめします。
冷蔵庫の適正サイズ
2人 310~360L
3人 380~430L
4人 450~500L
5人 520~570L
また、あらかじめ購入する冷蔵庫を決めておくと設計の段階で設置場所を確保できるので、「冷蔵庫届いたら置き場に収まらない」とか、「扉が開き切らない」などの失敗がありません。
Tsukasaの場合、親世帯には東芝の400L前後の冷蔵庫、子世帯には日立の505Lを設置しました。やはり買いすぎて入りきらない場合は親世帯の冷蔵庫に入れてもらったりしています。
購入した搬入は階段が通れずクレーンで窓からの納品となりました。送料がちょっと高くなってしまいましたが、使い勝手を考えると505Lは正解でした。
シャワー室
シャワー室ですが、これはTsukasaが一番設置してよかったと感じている設備です。
お風呂は共同で親世帯のフロアに設置してある場合、あまり自由には浴室が使えません。
親がお風呂掃除していたり、浴室乾燥で洗濯物を干していたりと予想外のことがよく起こります。
そのため、好きなタイミングでシャワーを浴びるために子世帯のフロアにシャワー室の設置をおすすめします。
家族がお風呂に入るタイミングは基本夜なので、浴槽を準備してもらい順番にお風呂に入ることはできます。
ですが、仕事で帰りが遅くなった日や、朝早い時間帯、昼間子どもが汗だくになったときなどちょっとシャワー浴びるのにシャワー室はこの上なく便利です。親世帯に気兼ねなく使えます。
また、シャワー室の設置面積は、通常の浴室に比べてかなり小さくできます。面積が小さいこととバスタブがいらないことから設置にかかる費用も半分程度に抑えることもできます。
ロボット掃除機
フローリングを自動で掃除してくれるロボット掃除機です。これは二世帯住宅に限らず掃除の手間を大幅に減らしてくれるので導入をおすすめします。
ロボット掃除機は各メーカーがいろんな種類を販売していますので機能と価格から選んで購入しましょう。
Tsukasaの家では価格重視でI LIFEのロボット掃除機を2台購入し1階と2階でそれぞれ使用しています。
I LIFEのロボット掃除機は必要最低限の機能で価格を抑えたエントリーモデルとなっておりAmazonで購入できます。
価格以上にお部屋をきれいにしてくれるので、導入コストを抑えたい方にはおすすめです。
家の図面が完成する前に導入するものを決めましょう。
今回おすすめする設備や商品は家を建てる前、もっと言えば間取りの打ち合わせをしている段階で導入するかを決定しましょう。
なぜなら今回おすすめする設備は配線や壁の穴あけ、水回りの工事や設置場所の確保が必要です。であれば最初から必要な設備の導入を前提に間取りを作ったほうが合理的です。
後から設置も可能ですがリフォームで余計な工賃が発生するくらいなら最初に建築費用に組み込みましょう。
まとめ
いかがでしょうか。これらの設備を導入することで二世帯住宅での同居生活を快適に、かつ合理的にできます。
おさらいします。
・給湯器の操作パネル
・セカンドキッチン(ビルドイン食洗器)
・冷蔵庫
・シャワー室
・ロボット掃除機
二世帯住宅の間取りを設計中にぜひ便利な設備の導入をご検討ください。
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