二世帯住宅のセカンドキッチンをミニキッチンではなくフルサイズのキッチンを選んだ理由

二世帯住宅

こんにちわ、tsukasaです。

私は2017年にハウスメーカーで二世帯住宅を建てました。
妻と2人の子ども、妻の両親を合わせた6人で生活しています。

 

今回は二世帯住宅のキッチンは共同が良いのか、別で設置するのが良いのかについてこの記事で紹介します。

 

 

二世帯住宅のセカンドキッチンをミニキッチンではなくフルサイズのキッチンを選んだ理由

 

私の家は妻の両親と同居する一部共有型二世帯住宅です。

共有場所は主に玄関とお風呂で、それ以外は1階と2階にそれぞれ2LDKを作りました。キッチンはそれぞれフルサイズのキッチンを設置しています。

 

義理の両親との二世帯住宅生活を経験している私が、おすすめのキッチンの在り方を解説していきたいと思います。

・キッチンの種類
・二世帯住宅のキッチンのパターン
・ミニキッチンでなくフルサイズのキッチンにすべき理由

 

キッチンの種類

住宅メーカーとの打ち合わせ中に設置するキッチンを決めることになるのですが、これがまた種類が豊富で大変でした。

キッチンのメーカーからサイズ、コンロ、シンク、収納、換気扇、食洗器などなど、選択肢がとても多く各メーカーのショールームに何度も足を運んで決めていったのを覚えています。

 

ここではキッチンの種類について書こうと思いますが、まずは大まかなサイズと形についてに着目して分類します。

フルサイズキッチン

ミニキッチンに対してフルサイズと記載していますが、いわゆる通常サイズのキッチンです。

一般的なシステムキッチンの間口(横幅)はレイアウトがI型やL型、壁付け、対面式で違いますが165~300㎝幅が主流です。メーカーにもよりますが15㎝刻みでサイズを決められます。

ミニキッチン

ミニキッチンとはフルサイズのキッチンより小さくて単身者向けのアパートなどで設置されているキッチンです。

シンクが小さく、コンロも1~2口なので小さいスペースで設置できるのが最大のメリットです。

サイズは各メーカーからいろいろなサイズが出ています。間口90、105、120、150㎝が代表的なサイズで、要望に合わせて選べます。

I型

一般的な横長で壁付のキッチンです。コンロ、作業スペース、シンクが一列に並んでいるので使いやすく人気の形です。

L型

コンロ、作業スペース、シンクをL字型に設置した形状のキッチンです。作業スペースにコーナーがあるので、広いスペースで調理することができます。

フラット対面(壁付けorアイランド)

対面式の中でもオープンキッチンといわれるタイプで、カウンターや壁がつかない開放的なタイプで人気があります。

壁付けはキッチンの片側が壁付でペニンシュラ型ともいわれ、半島をイメージした形です。

アイランド型は壁なしでキッチンが独立しているので、島をイメージした形です。

 

ちなみに我が家は、親世帯がI型のセミオープンなカウンター付きのキッチンで、子世帯がアイランドキッチンです。

二世帯住宅のキッチンのパターン

二世帯住宅を建てる際、メインとなるキッチンの他にもう一つサブキッチンを設置するかどうか考える必要が出てきます。

設置するキッチンの組み合わせとして4つ紹介します。

キッチンは1つで完全に親世帯と共有

二世帯住宅だがキッチンはフルサイズのキッチンが1つで、親世帯と子世帯共同で使用します。

 

メリットは、親と子で一緒に料理ができること、食事をみんなでとることで家族のコミュニケーションがとりやすいことです。

また、キッチンが1つなので建築費用が抑えられますし、間取りもキッチンの設置面積を減らすことができます。

一緒に料理をすることで、世帯が別々に料理をするより光熱費を抑えることも可能です。

 

デメリットは、キッチンを自由に使うのが難しくなることです。例えばキッチンを使用するのが嫁と姑の場合、お互いに気を使ったりして料理がしにくかったり、好みの違いから一緒に料理をするのが難しかったりします。

キッチンは完全に別で世帯ごとにフルサイズを設置

二世帯住宅で、それぞれの世帯の居住区にフルサイズのキッチンを設置します。

 

メリットは、親世帯も子世帯もそれぞれ好きな時間にキッチンを使用できるため、お互いに気を使わなくてよいのでストレスになりません。キッチン用品や調理器具、調理家電、食器など自分の好みでそろえることができます。

普段は親世帯と子世帯で別々で好みの食事をし、たまに一緒に食卓を囲むことで丁度よい距離感で同居することができます。

 

デメリットは、キッチンやそれに伴う収納や家電を設置するのにコストが倍かかってしまうことです。もちろん、キッチンを設置する場所も必要になります。

メインキッチンを親世帯と共同で使いつつ、子世帯にミニキッチンを設置

親世帯の居住区もしくは共有スペースにメインキッチンを設置し、子世帯の居住区にミニキッチンを設置します。

 

メリットは、子世帯の居住スペースが狭く、フルサイズのキッチンを設置できない場合でも、自由に使えるキッチンを設置できることです。これで時間を気にせず多少の料理が可能となります。

 

デメリットは、あくまでミニキッチンなので使い勝手が劣ることです。私の妻はミニキッチンの実物を見たときに、「とてもじゃないけどこの狭い小さいキッチンで毎日料理はできない!」と感じたそうです。

共同で使うメインキッチンを子世帯に設置し、親世帯にミニキッチンを設置

メインキッチンは子世帯のスペースに設置し、ミニキッチンは親世帯の寝室のそばなどに設置する場合です。親世帯が高齢で足腰が弱く行動範囲が狭くなってきたときに一つのスペースで楽に生活できる形です。

ミニキッチンでなくフルサイズのキッチンにすべき理由

二世帯住宅でキッチンを2つ世帯ごとに設置する場合、可能なら2つともフルサイズのキッチンを設置することをおすすめします。

 

確かにフルサイズのキッチンを2つ設置するのはコストもかかりますし場所も取ります。二世帯住宅は建てるコストが高いので、少しでも予算を抑えたいのは誰でも一緒かと思います。

 

それでも私の家は世帯ごとにフルサイズのキッチンを設置してよかったと感じています。

キッチンを使うのが嫁と姑の場合はもちろん、実の母と娘であっても1つのキッチンを共同で使用するのは相手に気を使います。キッチン用品や調理家具を自分の好みでそろえたい場合でも共有のキッチンでは自由にしにくいため別々のキッチンをおすすめします。

 

価格やスペースの都合でミニキッチンを選びがちですが、必ず実物のミニキッチンを見ましょう。子世帯が夫婦共働きで、食事は親世帯に頼ることが多いのならミニキッチンの選択もありです。しかし、毎日キッチンに立ち料理をするのであれば、ミニキッチンでは物足りなくなります。

 

生活し始めてからキッチンが使いにくいと感じても、リフォームするまで変えることができません。二世帯住宅での生活をよく想像して自分にぴったりのキッチンを選択しましょう。

 

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