こんにちわ、tsukasaです。
私は2017年にハウスメーカーで二世帯住宅を建てました。
妻と2人の子ども、妻の両親を合わせた6人で生活しています。
今回は、家を建てて住み始めてから半年して気づいた電力問題について紹介します。
二世帯住宅で契約アンペア数に悩んでいるなら、いっそ10kVA(100アンペア)で契約するとストレスなく生活ができます。
私の家はオール電化ではありません。ガスと電気の併用で生活しています。
ですのでオール電化専用の夜間電力がおすすめなプランではなく、東京電力の従来の電気料金プランの従量電灯BとかCとかで契約しています。
これから説明するアンペア数は、ガスと電気併用の二世帯住宅を検討している人向けになります。
・主な家電の電力消費量(目安)
・契約可能なアンペア数
・低いアンペア数から増やすときの注意点
・各アンペア数の電気料金(東京電力)
順番に解説します。
二世帯住宅で電気使用量が増える時間帯
当たり前ですが、家族が家にいて生活をしているとき電気の使用量が増えます。
私の妻は専業主婦で子どもが乳幼児です。義両親は仕事をしていないので、私以外は基本的にずっと家で生活しています。
ですので、朝起きてから寝るまでずっと電気を使用しながら生活します。
その中でもピークを迎えるのが、朝、昼、夜の食事の支度をするときです。
我が家は1階と2階にそれぞれフルサイズのキッチンを設置しています。
コンロはそれぞれ3つ口のIHクッキングヒーターです。
もちろん電子レンジ、トースター、電気ケトル、冷蔵庫、炊飯器、食洗器が2台ずつありますので、妻と義理の母が同時に料理をし始めると電気の使用量が跳ね上がります。
新築の二世帯住宅に引っ越しをしてから半年の間に3回、料理中に停電を起こしました。
その時の使っていたのは確か、エアコンが3台、テレビが2台、IHクッキングヒーターが合わせて2口、電子レンジ1台と電気ケトルでお湯を沸かしているときでした。
ケトルのお湯が沸騰する直前に突然、家中の家電がフッと停止したのは今でも忘れません。近所で電線工事でもしてるのかと現実逃避もしました。
主な家電のアンペア数(目安)
ググると家電のアンペア数の目安が調べられます。大雑把ですが参考までにまとめておきます。
A=アンペア
14A 卓上IHクッキングヒーター・アイロン
13A ドラム式洗濯乾燥機(乾燥時)・食器洗い乾燥機・炊飯器(5.5号)
12A ヘアドライヤー(強)
10A 掃除機(強)・電気ケトル
8A 電気カーペット(3畳用)
6.6A エアコン
5A こたつ(強)
2.5A 冷蔵庫(450Lクラス)
2.1A 液晶テレビ(42型)
2A ドラム式洗濯乾燥機(洗濯時)
1A 照明(電球型蛍光灯)
契約可能なアンペア数
では、契約できるアンペア数の選択肢はどうなっているのかを見ていきます。
東京電力のホームページをみるとプランがいくつかありました。
・スタンダード
・夜トク(日中不在で夜に電気を使う方向け)
・スマートライフ(オール電化向け)
・アクアエナジー100(水力発電100%の電気)
これらの中のスタンダードS・Lが、従来の従量電灯B・Cに相当するプランです。
スタンダードSが10~60アンペアで契約でき、スタンダードLでは6kVA(60アンペア)~の契約で10アンペア刻みで契約できます。
低いアンペア数から増やすときの注意点
私のように最初50アンペアで契約していたけれど、足りないので増やしたい場合があると思います。
その場合どうしたらよいのでしょうか。
10~60アンペアの範囲は無料でアンペアブレーカーを希望の容量に変更できます。
しかし、60アンペア以上にしたい場合は、設置しているブレーカーの倍の容量で契約することができます。
例えばブレーカーが30アンペアだと倍の6kVAに、40アンペアだと8kVAに工事不要で変更することができます。私は50アンペアのブレーカーだったので10kVAに大きな工事なしで契約できました。
注意点としては、倍のアンペアには変更できるのですが、それ以外だとブレーカーの交換作業が必要でお金がかかってしまいます。例えば、50アンペアから8kVAには直接変更できません。40アンペアのブレーカーに交換してからの契約となってしまいます。
各アンペア数の電気料金(東京電力)
アンペア数を変更すると基本料金が変わります。
スタンダードS・L(旧従量電灯B・C)で基本料金は10アンペアごとに286.00円です。
つまり、10kVA(100アンペア)だと2860円の基本料金がかかります。
電気料金は契約しているアンペア数の基本料金と使った分の電気代が足されて、さらに再エネ発電賦課金や燃料費調整単価などが加味されて請求されます。
まとめ
停電するのを警戒して料理するタイミングをずらしたり、使う家電を制限しながら生活するのはとてもストレスです。親世帯との関係がギスギスしてしまうのも、10年20年一緒に生活するうえでよくありません。
二世帯住宅を建てる時のアンペア数は、いちばん多く電気を使う場面を想像して、余裕のあるアンペア数を選ぶことを心がけてください。
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